【NHK受信料 訪問】恐怖さえ感じた集金人

私は60歳代の女性で、現在は不労所得で生活しています。過去一度もNHKの受信契約をした事はありません。年間総額にすると決して安くもなく、テレビを見なくとも受信料が発生するというのは納得がいきません。契約の義務が有るというなら、私には支払い拒否の権利も有ると言いたいです。

2年前に1年間だけ住んでいたオートロック付きのマンションで、部屋の玄関ドアチャイムが鳴りました。エントランスのロックを解除していないのにとなぜだろうと疑問に思いながらもドアを開けると、大柄で黒の皮ジャケットを着用し、つま先がやや尖がった革靴を履いた男性がビジネスバックとバインダーを片手に立っていました。

こんなの刑事ドラマでしか見たことない

すかさず『NHKのものです』と名札を見せられ、とっさに「見てませんから」とドアを閉めかけたら、靴をドアに挟んで閉めさせないようにし、片手でノブを握られました。助けを求めようにも、一人住まいで手立てが有りません。相手はこういうことにも慣れているのか、ドアの隙間から冷たい目で私を見降ろしていました。何か言わなくてはと思うのですが、うまく言葉になりません。どうにかこの場を回避する為に、冷静に自分自身を立て直す事を考えました。

契約するまで絶対に帰らない営業マン

動揺を隠しきれないまま、靴の幅だけ開いたドア越しに、相手が一方的に話す契約内容や受信料、支払方法などの説明を聞いていました。少し落ち着いてきた私が「よく分かりませんが、とにかく契約はしません」と何度も伝えても、相手は引き下がらずに淡々と話していくのです。

余りにも強引なやり方に、だんだん腹が立ってきた私は、「取り立て屋」、「押し売り同然」とクレームをつけました。それで、私が頑なに契約意思がないと判断したのか、脅すような低い声で、法的手段と云う言葉をチラつかせながら、パンフレットや契約書類を置いて帰って行きました。

オートロックだけでは安心できない

それにしても、オートロックなのに直接部屋まできたのは、ほかの人の後に付いてエントランスを通過したものと考えられ、防犯もなにもあったものではないと痛感しました。

一昨年から住み始めた現居住のマンションにも、引っ越し後1週間位で集金人がやってきました。その時は、ドアは開けずドアチェーン越しに丁重にお断りしてドアを閉めましたが、閉めてもまだ受信契約をお願いしますとドアの外で言っていました。

裁判で受信料を争う騒動にもなっており、不当な強制により結んだ契約は無効と判決が下り、NHKの敗訴であったり、裁判官が違えば評価が逆転して勝訴になったりと、法的判断も混乱を期しているようです。集金人の求人をよく目にしますが、とても高給でその給与が受信料から発生していると云うもの首を傾げたくなります。

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