40歳会社員男性です。
今からおよそ20年前、大学に入って一人暮らしを始め頃のことです。東京郊外のベッドタウンで良く言えば緑が多い地域。実際には単なる田舎でした。1軒家が格安で賃貸に出ていたので、そこを借りることにしました。郊外ですから家には少し大きめの庭があり、木が生い茂っていました。
当時はスマートフォンも無い時代でしたから、情報を得る手段はテレビが主でした。住み始めた新しい家に、早速テレビをつけました。アルバイトも始めて少しお金もあったことから、WOWOWという有料の衛星放送を見たいと思い、契約をしました。ベランダの電波が良く入る位置パラボラアンテナを付けましたが、道路からアンテナは見えないはずでした。私は衛星放送はWOWOWだけを見ていて、NHKの衛星放送など見るつもりは無く、実際に見てはいませんでした。
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アンテナは見えないはずなのにNHK受信料契約のための訪問員はやってきた
しかし、NHKの訪問員はやはり現れたのです。「テレビのアンテナがついていますよね。受信料を払って下さい」そういう彼に、私はNHKの受信料を払っていることを告げました。地上波のNHKは時折見ていたからです。「それのことじゃありません。あのパラボラアンテナ。NHKの衛星放送を見ていますよね。その料金を払って下さい」彼はそう畳みかけてきたのです。私はNHKの衛星放送など見ていないこと、見るつもりが無いこと、見ているのはWOWOWのみであることを話しました。
アンテナは所有しているが、NHK番組は見ていない!
「パラボラアンテナをつけたらNHKの衛星放送の受信料を払わないといけないのです」NHKの訪問員は、口調は丁寧ながらも自分が絶対に正しいという態度でNHK受信料の支払いを迫ってきました。パラボラアンテナは道路からは見えないはず。監視されているような気味悪さを覚えながら、私はNHKの衛星放送の受信料を払うつもりが無いことを重ねて説明しました。
あきらめない訪問員に根負けし、NHK受信料(衛星放送)を契約することに
アルバイトをしていた大学生ですから、無駄なお金を使いたくは無かったのです。それでもNHKの訪問員という名の監視員は、「払って下さい」の一点張りで引きません。その日はなんとかお帰りを願いましたが、何度も何度もやってくるしつこい訪問員に根負けしてしまい、私の意思とは関係なく、半ば強制的にNHKの衛星放送の受信料を支払うことになりました。
私は、NHKの対応部署にも電話をし、WOWOWのようにスクランブル放送にしてほしいと要望したのですが、のらりくらりと受け流されるだけで私の主張が受け入れられることは無く、支払いがなくなることはありませんでした。
結局、NHKの衛生放送の受信料を支払わなくてよくなったのは、WOWOWを解約してパラボラアンテナを外した、大学卒業時の引越しの時でした。現在はといえば、地上波は仕方なく払っておりますが、衛星放送に関してはこの時以来支払っておりません。