私は29歳の専業主婦で、現在我が家ではNHKの衛星放送契約をして、NHK受信料も支払っています。
夫の仕事は転勤が多く、引っ越しを繰り返していましたが、一度海外に引っ越す際に受信契約を解除しました。帰国後、当時はテレビを持たない生活をしていたので、受信料は払う必要はないと堂々としていました。
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テレビが無いので油断していました…
ある日、NHKの受信料徴収の職員の方が訪問して来ました。私はテレビを持っていないことを伝え、「なんなら部屋を見てもらっても良い」と言いました。職員の方は、完全に「テレビ持ってるだろ…」という疑いの表情をしていましたが、本当に持っていなかったので、堂々としていました。『これで話は終わり』と思っていたら、「ワンセグを受信できる機器はお持ちですか？」と聞かれたのです。当時はガラケーを持っていたので「はい」と答えると、受信料の支払いが必要だと説明されました。スマホとの二台持ちだったので、スマホしか持っていないと答えれば不要だったかな…という思いが横切りましたが、言ってしまったものはもう取り消せないし、実際にワンセグでNHKの番組を見ていたこともあったので諦めて受信料を支払うことにしました。
引越しから2,3ヶ月経っていましたが、今月分からでいいです、と言われました。ただ月末だったので、あともう少し遅く来てくれれば月を跨がなかったのに…と少し悔しい思いもしました。金額は月々1,000円と少しで、テレビがある人よりも安かった記憶があります。そういった経緯でワンセグのみの受信料を支払うことになりました。
その後引越しを経験し、テレビも持つことになったので、次はテレビの受信料を支払わなくてはいけないんだなと思いつつ、こちらから連絡するのを失念したまま、2,3ヶ月経ったところで、NHKの職員が訪問してきました。その際は素直に支払うことにして、スムーズに終わりました。支払い方法は一番割安の2年間一括払いを、ポイントのたまるクレジットカードでお願いしました。
衛星放送が見られるマンションだったために…
その後、さらに引越しをすることになり、もちろんNHKにも住所変更の手続きをして、引越し先でも普通にNHKを見ていました。ところがまたNHKの職員の方が訪問してきたのです。そしてその職員の方から「こちらのマンションはBSが見られるので、BSの分も払ってください」と言われました。私はBSが見られることを知らず、見る予定もありませんでした。さらに受信料の金額も二倍ほどになるので驚きました。ただその時点では「機器を持っているだけで、見ていなくても受信料の支払いの義務がある」という知識があったので、大人しく支払うことにしました。
どうしたらBSを見ることが出来るのかが分からなかったので、職員の方にやり方を教えてもらいました。地上波とBSのどちらも見る場合に必要になるコネクタなどの説明もしてもらいました。実際にBSが見られることも確認して、契約手続きをしました。我が家には小さな子どもがいたのですが、NHKのキャラクターが描かれたシールを何種類かお持ちで、そのうちの一枚をいただきました。
ちょうどその職員の方が来た頃に、実家のテレビもBSのアンテナを付けたところで、両親が「NHK BSを見ると何やら説明文が出てくる」と話していたことを相談してみました。原因はおそらく受信契約が済んでいない可能性があるとのことでした。ただ、実家は県外なのと、実家の両親が支払いのことをどう考えているのかは分からなかったので、住所などは伝えず、とりあえず契約の申し込み用紙だけを受け取っておきました。
NHK自体に特に悪い印象はありませんでした
これまで３人のNHK関係の職員の方とお話をしてみて、どの方も堂々としているというか、支払ってもらうことに『感謝している』ようには見受けられませんでした。態度が悪いというほどではないですが、少し強気で、腰が低いという印象は受けませんでした。
私はNHKの受信料については、支払わなくていいに越したことはないが、払えと言われたら払おう、と思っています。理由は複数ありますが、NHKの番組は質の良いものが多いし、好きな番組も多いことがまず挙げられます。民法のようにCM収入で番組を制作すると、スポンサーの意向ありきの番組制作になりがちなので、そういうことに影響を受けない放送局が一つはあったほうがいいと思っているからです。
NHK受信料の金額も妥当だと感じます
受信料の金額についても、自分が海外に住んでいた時のテレビの視聴料の額がとても高かったので、そんなに高いという印象はありません。必要経費かな、と思っています。ただ、番組によっては、NHKでやる必要あるかな？と思うような番組もあるので、視聴者の声も聞いてはいると思いますが、誰が見ても納得できる内容にしてほしいと思います。報道においても、あくまで中立的な立場で意見して欲しいのですが、疑問を持つところもあります。視聴者から受信料を徴収した上で番組を作成しているということを強く意識して欲しいと思います。
また、そもそも受信料の支払いが義務であることについて、本当にNHKを見ない方にとっては抵抗を覚えるのは自然だと思うので、難しい問題だと思いました。